創作きもの
生地へのこだわり
茶席では長時間の正座や、膝行(にじり歩き)することがしばしばあるため、シワになりなくく、復元性の高い生地であることが重要です。
そのため、あめや藤本のきものは、すべて国産の丹後縮緬を使用。「最慶 美意延年」を織り込んだ誂えの白生地を使用しております。表地3丈(1反=12m/着物1着分・八掛け別)で900グラム以上の重量の白生地を厳選。これだけの重みがありますと、正座後もシワにもなり難く、お茶席でも美しく装っていただけます。
三重織り地紋について
当店の紋意匠縮緬は、京都の丹後で織る特徴的な「三重織り地紋」を使用しています。これは文様柄を浮き出して見せる特殊な技法で、この技法に熟練した職人さんは丹後にしかおりません。すべて“ダイレクトジャガード”と呼ばれる特殊な機械で織ってあり、複雑な操作と手間暇のかかる織物です。
ひとつの地紋が「日向織り」「中陰織り」「陰織り」という3つの織り方で表現され、地紋が三重に重なり浮き立ちます。染め上がって着装されますと、地紋が三重に複雑な陰影を帯び、着姿をより際立たせる特長があります。
→紋意匠へのこだわり